患者名　K・Mさん

性別　男性

年齢　45才

仕事　責任者としての会社員

社会歴・個人歴　仕事のストレスはかなり顕著であり休みも少ない

既往歴　自律神経失調症

家族歴　特に無し

西洋医学的病名 慢性胃炎の疑い

東洋医学的病名　「胃病症」（主病症）　肝病症（副病症）

来院開始　平成29年8月15日

通院間隔　週一度の来院

解釈モデル　「食事が取れなくなるほどの不快な胃の痛みから解放されたい」

 

治療目的・方針　難行六十九難を用いた全身治療をメインとする

 

現症 常に胃痛を訴える。夜間、仕事中、そして生活において激痛ではないがシクシクとした胃痛がある。

 

 東洋医学的症候

肝症候　頚肩痛、筋肉は硬い方

心症候　ストレスを強度感じる、眠りは浅い

脾症候　常に疲れを訴える

肺症候　風邪を引きやすい

腎症候　下半身のだるさは感じる

 

 

治療 難行六十九難にて脈を診ると、肝の脈が弱いのが顕著である。大衝穴にて脈全体のバランスを整え、胃経と胆経にて念押しをして脈診を終える。伏臥位になり灸を中心に背施、背部に赤外線を当てる。